隣接する航空科学博物館で「空冷星型エンジン」の企画展があり「栄」が見られると出かけました。
企画展と言いながらどこの有るのかよくわからず館内を一回り。
ゼロ戦のコックピットとの売りで子供を乗せている展示物。
実機は実機ですがどう見てもテキサン。
単座機に改造したテキサンと言えば映画「トラトラトラ」で使われた後、スカイタイパーズで来日、
桶川まで撮りに行ったのですが…まさかあの機体の成れの果てなのではと。
それはともかく別館の「講堂」らしき空き部屋に企画展がありました。
がらんとした片隅に写真パネルとエンジン4基。
肝心の「栄」エンジンです。残骸でした。
2011年に船橋漁協が引き上げたとのことです。
ギヤケースに弾痕らしき凹み穴があります。
帝都防空でB−29迎撃に上がり正面から被弾したのでしょうか。
横のダブル・ワスプです。ちょと皮肉ですね。
P&Wの製造銘板と三菱重工の修理銘板が付いていました。
ライト・サイクロン18です。
B−29搭載型ではなく看板表示の通り民間仕様のようです。
排気タービン(上面と向こう側にも)はターボコンパウンド用のもので過給機ではありません。
グッドイヤー飛行船(JA1001)に搭載されていた7気筒エンジン。
展示運転溶に使用されていたとのことです。
企画展と呼びながらこの内容はどうなんでしょうね。
展示部も状態は褒められたものでなく残骸に近い物(栄は仕方ないとしても)。
展示帰類も用途廃止機を雨ざらしで並べたもの。
航空科学博物館と言ってもこんなものなのでしょうね